100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

お天気を語る

朝、新聞をとりに玄関をでたら、お向かいさんもちょうどでてこられたところで、朝のご挨拶。「気持ち良いお天気ですね!」と同居人が言うと、お向かいさんも「あぁ!今日は良い日や〜!」と空を見上げて2回しみじみと言って、そこから、お天気と人生観についての語りが始まったらしい。

なんでも、農業を生業にする者にとっては、年中、草むしりや植え付けや収穫など、何かしら「やること」があって、それで一年の暦が回っていくのだそう。それはまた、田舎に生まれた宿命でもあるんだって。若い頃はもっと遊びたかったし、秋に肥やしを入れるのをサボったりしていたけど、収穫後のお世話をするかしないかで、翌年の結果が全然違ってくるらしい。人生においても、事前の準備や、結果がでた後のお手入れが大切…

なるほど〜、と深くうなずく同居人。お天気から人生までさらりと語れるなんて、すごいな〜と感服しちゃったらしい。それで夜になって、隣人に「お天気から人生を語れる人になってほしい」とリクエストしたら、「普通に無理」だってさ。あら残念!