100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

君の名はユスラウメ

昨夜のブログの3枚目にある紫色の実は何だろう?と思って調べたら、ヤブランの実だということが判明。寒くなるにつれ、ヤブランはこの実を一つずつ地面に落としていくけど、だいぶ後までつやつやの実をつけたまま残るらしい。実の可食部は極端に少ないけど、ちょっと甘いから、小鳥の食糧になってるんだって。ふむふむ…じゃあ、食べてみるか。マムシグサの実は無理だけど、こっちはちょっと美味しそうだし。

そう思って、食べてみた結果は、ほんのり甘いけど、カスカスだったらしい。小鳥さんは、こういう実を食べてるのね…と感心しつつ、ワイルドストロベリーでお口直し。ついでにムカゴもとろうと思ったけど、隣人が草むしりを頑張りすぎたせいか、あまり見当たらず。去年はムカゴご飯ができるくらいたくさん採れたのに。

ところで、ヤブランの実のことを調べている時に、思いがけない収穫があったらしい。同居人が子どもの頃に、近所のお庭にあった綺麗な赤い実を一粒つまんだらとても美味しかった思い出があって、その赤い実の正体が全然わからなかったんだけど、今回実のなる植物を改めて調べていたら、思い出の実とそっくりの画像が出てきて、ついに名前がわかったんだって!

植物の名前はユスラウメ。漢字で書くと山桜桃梅、または梅桃、梅桜、桜桃など。乳白色の実をつけるタイプと、赤い実をつけるタイプがあって、同居人が昔一粒食べたのは後者。育てやすくて、そんなに背も高くならない、中国原産バラ科の落葉低木。うまくいけば6月くらいにたくさんの実をつけて、生食以外にもジャムや果実酒にできるらしい。

同居人としては、ユスラウメをぜひぜひお庭に植えてみたいと思ったんだって。自家結実性があるみたいだけど、念のため2本。赤と白を植えたら、きっと可愛いだろうな~。植えるスペースがあるかは別にして。

小学校の帰り道、食べて♪と綺麗な赤い実に言われた気がして、こっそりつまみ食いして以来、ずっと気になっていた君の名は、ユスラウメ。また近いうちに、お庭で再会できるといいね!

 

f:id:gobuichikun:20201106154605j:plain

f:id:gobuichikun:20201106154629j:plain

f:id:gobuichikun:20201106154644j:plain

f:id:gobuichikun:20201106154743j:plain

f:id:gobuichikun:20201106154812j:plain