100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

さりげなく老舗

100年以上続くお店を「老舗」というけど、「うちは老舗ですから!」って強く主張してなくてもひそかに老舗だっていうお店は、なんだかカッコいいな~と同居人は思うらしい。

それで先日、前々から行ってみたかった、あべかわ餅が有名なお店についに行ってきたらしいんだけど、それが、これまで同居人が何度も通りかかった道にひっそりとあって、ナビでたどり着いてようやくその存在に気づくような質素な佇まいで、有名なお店なのに偉ぶらない感じでいたく感銘を受けたらしい。

早速あべかわ餅を注文すると、小さな8個のお餅にきな粉をまぶして竹の皮に包んで手渡してくれたんだけど、その提供の仕方も昔ながらという感じで、あべかわ餅のお味もさることながら、全体的な感じがいいなあと思ったんだって。後から調べたら、もう230年以上、お餅を作り続けている老舗だったらしい!

ちなみに、飲食で一番古いお店はどこなんだろう?と思って調べたら、これまた意外なことに、同居人が京都にいた頃によく通っていたお店だったことが判明。こちらは堂々の創業1000年\(^o^)/そのお店というのは、あぶり餅という、小さくちぎって串に刺したお餅をあぶって白味噌ダレにからめたものを出してくれるお店なんだけど、これ、実は同居人の大好物(^q^)

お店の場所は京都市内にある今宮神社の参道。お店のお向かいには、同じくあぶり餅を出してくれるお店がもう一軒あって、この二軒はいつも参道の両側から客の呼び込みをするから、初めて参道を通る人は左右どっちのお店に入るべきか迷うらしい。ちなみに、1000年のお店のお向かいのお店も創業400年。いやあ、両方とも同居人の大好きなお店でよく通っていたんだけど、創業がいつかなんて全然知らなかったなあ!

雨の日とか、夕方の店じまいの直前とか、ちょっとあぶり餅の串をサービスしてくれたっけ…。「老舗」って、響きが怖いというか敷居が高いような感じがするけど、ほんとはもっと身近にあって、いい感じの雰囲気をまとってその場所に佇んでるんだろうな…って同居人は思ったらしい。

 

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オープン!

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美味しそう♪ 私は、この紐の方が気になるにゃあ。

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同居人の真似してニャンモックd(^-^)