義父は大病を患って以来、食欲というものが全くなくなったらしく、高カロリーの栄養ドリンクに依存気味で、できれば固形物を一切食べたくないと思っているらしい。同居人が20代の頃に知り合ったある友達も、食事というものに生まれつき全く関心がなくて、とりあえず仕方なく食べるけど「食事がサプリで全て済むものならそうしたい」といつも豪語してたっけ…
栄養のとりかたは人それぞれだけど、栄養ドリンクやサプリはあくまでも補助的な役割のものだから、口からもある程度は食べなきゃいけないんだよね。それが無理なら、胃ろうとか点滴とかになっちゃうのは頭ではわかってはいるけど、食べる機能が損なわれていないのに、食べる意欲や関心が全くない人も世の中には一定数いるってこと。それは、食いしん坊の同居人には全く想像できない状態なんだけど、人間である限り、そのうち同居人にもそんな日が来る可能性も0ではないよね。できれば、人生最後の日まで、ひたすら美味しくご飯を食べられるのが同居人の理想らしいけど…
それと、最近は一人で冷蔵庫と保存食の引き出しをあけて目についたものをその日の気分に合わせて適当に食べているだけだから、実は栄養バランスの点では義父に負けている自信があるらしい。普段職場では、栄養管理されたご飯が提供されるから良しとして、問題は休日なんだって。
どうやったら、独り暮らしでもバランスよく栄養をとれるのだろう?そういう時こそサプリの出番なのではないか?とも思うけど、そこは食いしん坊の悲しい性で、サプリは全く美味しくないから、なるべく口から美味しく栄養をとりたいんだってさ。うーん、貪欲&悩ましいね!