私と同居人は普段結構気分良く住んでいるこの家なんだけど、隣人は先週末に来た時に「掃除が不十分で、廃墟みたい。庭もほったらかしだし…」とブツクサ言ってたから、今日は窓を開けはなって金木犀の香りを存分に楽しみながら、久しぶりに掃除をしたんだって。
それにしても、隣人は目がやたらと良いから小さいゴミでもよく見えるらしいんだよね。一方の同居人は、普段はメガネだけど、家にいるときは外していることも多いから、ゴミとか髪の毛とかの小さなゴミは良く見えていないらしい。それで適当な掃除でも、汚れを気にすることなく気分良く暮らせるんだって。視力がイマイチなのは私もだけどね。でも、「廃墟」って大げさな…
さて、同居人は最初に箒で部屋の隅や廊下の両サイドに溜まった私の毛や埃をはいてとっていき、そのあとクイックルワイパーでフローリングや廊下を拭き拭きして綺麗にするのがいつものやり方。
今回は家の中の目立たないところにいっぱい蜘蛛の巣をみつけたことと、そこになぜかヤスデがちょくちょく引っかかっていて蜘蛛の巣ごとヤスデの死骸もたくさん掃除することになったんだけど、なんか臭い!ヤスデってカメムシの臭さとはまた違う、嫌な臭いがするんだって。だいたい、なんでこんなに家の中に入って来ているんだろう?
調べたら、ヤスデは一応木の葉を分解してくれる益虫らしく、大量に卵を生むから大発生しやすくて、雨が多い時にはかわいたところを求めて家の中まであがってしまうらしい。そして、身を守るためにやっぱり体から変な臭いを出すんだって。なるほど〜。ヤスデが蜘蛛の巣にかかる=益虫が益虫の巣にかかる…ちょっと複雑な心境だけど。ちなみに、ヤスデの臭いの正体は青酸・ヨードなどらしく、手についたり目に入れたりすると危険なんだって。
なんともいえないヤスデの臭いを追い出して、金木犀の香りを胸いっぱいに吸いこんで、お掃除再開!もう「廃虚」だなんて、言わせないんだってよ。頑張れー!