100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

猫と着物

同居人の今年の抱負の一つは、着物を自分で着られるようになること。それを意識してか、今日はまた着物を着ていたよ。着物を着るのは、今年になってからこれで2回目。1回目に1人で着た時は2時間近くもかかったけど、2回目は慣れたらしくて30分ちょっとで着ていたよ。

ただ、やっぱりあちこちちょっと変になったらしくて、でも直す時間もなく、午後からは着付けのレッスンだったからそのまま出かけたんだって。でも、車を運転したり乗り降りしたりする度にどんどん着崩れていって、笑いが止まらなかったらしい。そのまま着付け教室に行って先生に泣きついたら、先生からは自分で着物を着て教室まで来たことを誉められたらしい。

同居人に言わせると、着崩れの原因の一つは私にもあるらしい。なぜかというと、着付け用の和室のエアコンをつけるとブレーカーが落ちるから、今日は私がいるリビングに着物を持ってきて着付けをしてたんだけど、私が着付けの最中に数々のいたずらをしたから。だって、襦袢についてるヒラヒラの紐とか、仮紐とか、伊達締めとか、とにかく長細いリボンみたいなのが目の前でいっぱい動くから、楽しくてつい…

それに、丸めて準備されている仮紐は、私が口に咥えるのにちょうどいいサイズだから、運びたくなってしまう衝動が抑えきれなくて…同居人が使おうと思った時になくて、着物を手で押さえた同居人が周囲をうろうろ紐を探す→「ボビ!ま~たこんなところに運んでるー!」って言いながら、廊下に落ちた紐を発見→かがんで拾う→その時に押さえていた部分が少しずれる→これを繰り返す→少しずつ着崩れる、ってわけ。

同居人いわく、猫のいる空間で着付けをするのは難しいってことが今日わかったんだって。私にしたら、楽しいからもっといっぱい着物を着てほしいけど!

 

f:id:gobuichikun:20210107011200j:plain

着物が広げてあったら、乗らずにはいられない!

f:id:gobuichikun:20210107011236j:plain

仮紐大好き♪

f:id:gobuichikun:20210107011305j:plain

あったかいな~♪

f:id:gobuichikun:20210107011331j:plain

眩しい!

今年の抱負は?

同居人と私の今年の抱負は、ダイエット。同居人は5キロ痩せたいんだって。私は5キロ痩せたら体重がなくなってしまうから、とりあえず5キロジャストを目指そうかな。それでも、アビシニアンのメスの体重を軽くオーバーしてるみたいだけど、まあ許しておくれ♪

で、隣人の今年の抱負は、庭園管理士の資格をとることなんだって!それと、貯金だってさ。すごいね~。庭園管理士の資格は通信教育でもとれそうで、樹木医とかに比べたら簡単みたいだけど、それでも覚えることがきっとたくさんあるよね。とった資格は、この庭ですぐに活かせるから、ぜひぜひ頑張ってほしいね!

同居人も、ダイエット以外に何か資格関連で頑張ってみるか?英検?漢検?と思った矢先に、思いついたのが着付け。同居人はもう数回着付けのレッスンを受けたのに、未だにちゃんと手順を覚えてなくて一人で着られない。

今日なんて、お着物で初詣に行こうと思ったら、着付けに2時間もかかって、結局行けなくなっちゃったんだって。慣れれば30分以内に着れるはずなのに。だから、一年後はお着物をさっと着て、初詣に行けるようにしたいと思ったんだって。頑張ってね!

さて、明日から同居人と隣人は、それぞれまた仕事。私はお留守番かあ…。同居人は、久しぶりに職場に行くのはちょっとおっくうらしい。それにしても、この連休中、隣人は雪かきしたり銭湯に入りに外に出ていたけど、同居人はホントに家から一歩も出なかったよね。前世は猫なんじゃない?

 

f:id:gobuichikun:20210104003445j:plain

最後の数の子は松前漬けに。こうするとワインにも合うらしい。

f:id:gobuichikun:20210104003527j:plain

最後のおせちを一人で平らげる

f:id:gobuichikun:20210104003556j:plain

〆は明太子パスタ

f:id:gobuichikun:20210104003625j:plain

今年の抱負はダイエット。特にお腹周りが…

f:id:gobuichikun:20210104003706j:plain

ダイエットには運動が一番!

f:id:gobuichikun:20210104003733j:plain

疲れた~。宝物のリボンを枕に、夢の中☆彡

2020をふりかえる

2020年最後の日、同居人が思ったことは、今年は大変な1年だったけど、移住がもし1年遅ければもっと大変だっただろうな…ってこと。同居人は、移住&転職2年目で、ある程度この家や庭のこととか職場や町のことがわかるようになってからのコロナ騒動だったから、基本一人でもなんとか対応できたらしい。

だけど、春には隣の県に住む隣人と2ヵ月以上行き来を控えたし、同居人の実家である東京には、もう1年近く帰ってないんだって。仕事柄ということもあるし、ここの土地柄もあって、この騒ぎが完全に収まらないと、帰るに帰れないらしい。

同居人は新婚当初、結婚10年目にはタヒチに行って一日中綺麗な貝殻を拾いたいと思っていたらしいけど、現実的にはそんな金銭的・時間的余裕もなくて、それでも、お義母さんにいただいたお小遣いでオリンピックのチケットが当たって、特にスポーツ好きな隣人は東京で観戦するのをすごーく楽しみにしてたんだってさ。でも、そのオリンピックもなくなっちゃって…。同居人としては、私を置いて東京に行かなくて良くなったから、ちょっとホッとしたらしいけど。

私の今年一番の変化といえば、このブログを始めたことかな。SNS隆盛の時代、インスタに何個もアカウントがあるとか普通だけど、基本的にアナログ人間である同居人は、自分だけで完結する表現手段を求めていて、本当は庭の植物図鑑を作るためのホームページ作成を隣人に頼んでいたんだって。だけど、そこで隣人からすすめられたのが、なぜかこのブログ。

で、私が執筆者兼モデル担当になって、結局、植物図鑑とはかけ離れた内容になったけど、植物に限らず、私の視点で毎日思いつくままに、好きなことを自由に書けるから、ブログっていいよね。生活のふりかえりにもなるし、いっぱい写真を撮ってもらって誉められるのもちょっと嬉しいし。隣人には「よくそんな毎日、毒にも薬にもならないようなことを書けるよな~」って感心される。同居人からは「ぼびは、ちょっと有名猫になったよね」って言われるよ。

私はこの家が好き。庭が好き。このままずっとここで、同居人とたまにくる隣人と、仲良く静かに暮らせたらいいな。今年はブログを通してたくさん出会いがあった一年…応援してくれた皆さん、ありがとう!そして、これからもよろしくね☆彡

f:id:gobuichikun:20210103132729j:plain
f:id:gobuichikun:20210103132752j:plain

f:id:gobuichikun:20210103132812j:plain
顔のマッサージ
f:id:gobuichikun:20210103133216j:plain
至福〜♪
f:id:gobuichikun:20210103133312j:plain
眠くなってきたな…
f:id:gobuichikun:20210103133506j:plain
新年の準備。良い年にしたいな!

この一年で、やり残したこと

クリスマスも終わって、いよいよ一年の終わりが見えてきたけど、同居人には公私ともにたくさんやり残したことがある気がするらしい。パッと思い付くだけでも以下の通り…

①着物箪笥を買ってない
②大掃除をしてない
③年賀状を書いてない
④数の子を買ってない
⑤資格更新の手続きをしてない
⑥チーズフォンデュ作りに成功してない
⑦書類仕事が終わってない
⑧庭の白い玉石を磨いてない
⑨クリスマス飾りを片付けてない
⑩お正月飾りを作ってない
⑪薪ストーブの見積もりをとってない

ちなみに、⑥は、昨日職場で適当に作って大失敗したらしく、リベンジしたい気持ちはあるけどもう当分チーズは見たくないらしい。

⑨と⑩と⑪は明日やるつもりらしい。②~⑤は年内に終わらせたいらしいけど、年末ギリギリまで仕事があって一体いつやるんだろう?①はご縁があれば、なるべく早く買いたいらしい。そして、⑧は暖かくなったら?⑦は退職するまで終わらない気がするらしい。

隣人に今年やり残したことを聞いたら、「モミジの木を切ること」と「大掃除」のたった二つだけだったそう。年賀状も「書かない」し、仕事も「やり残してない」そう。そして、明日からお正月明けまでずーっとお休みだから、雪や雨さえ降らなければ、やり残したことが両方とも年内にできちゃいそうなんだって。なんか、そういうシンプルな生き方は楽そうだな~と思いつつ、同居人には無理らしい。

私自身は、今年やり残したことは特になし!強いて言えば、チュルチュル(チャオちゅ~る)を何本か食べたいかな~♪

 

f:id:gobuichikun:20201226020711j:plain

f:id:gobuichikun:20201226020727j:plain

やり残したこと=ダイエット?

f:id:gobuichikun:20201226020756j:plain

やっぱ、そんなんどうでもいいけど~

f:id:gobuichikun:20201226020824j:plain

あー、極楽!

f:id:gobuichikun:20201226020848j:plain

今この時を一生懸命生きるのみ!

最近のお気に入り

同居人が最近買って気に入っているのは、通販で買ったモコモコのルームシューズ。朝起きたらすぐ履いて、夜寝るときも枕元に置いて愛用中。暖かくて足首まで隠れるデザインで、裏には滑り止めもついてるんだって。それに、丸ごと洗濯機で洗えるところも、気に入ってるらしい。

自分にはピンクを買って、隣人にもブラウンを買ってあげたんだって。意外だったのは、隣人は超寒がりのくせに、スリッパとか手袋とかそういうものを好まない傾向があるから、買ってあげてももしかしたら履かないかもな…って思っていたのに、あっさり履いたこと。まあ、それくらい廊下が冷えてるってことなんだけどね。

だけど、履いた数時間後に、隣人はうっかり手を滑らせて、持っていたお茶漬けをぶちまけてしまい、ルームシューズの上にもご飯粒が…それで、早速洗濯することになったんだって。

それにしても、ズボンにモコモコのルームシューズを履くと、同居人としては、まるで自分がミュージカルとかに出てくる動物になった気分になるらしい。それに、普段せっかちな隣人が茶色のモコモコのルームシューズを履いてウロウロしている姿を見ると、人間じゃなくて動物を見ているみたいで、なぜかすごく癒されるらしい。

「私には?」って言ったら、「ボビは毛皮を着てるし、滑り止めの肉球もあるし、そのままお布団にも潜り込めるし、私より完璧でしょ?」だって。 同居人としては、寒い廊下をモコモコのルームシューズで寝室まで歩いていって、本当はそのモコモコを履いたままお布団に潜り込みたい気分なんだって。

明け方の廊下を渡って、冷えた鼻先と肉球と耳先を、同居人の顔に押し当てるこの頃。みなさま、お風邪など召しませぬよう…

 

f:id:gobuichikun:20201223011954j:plain

f:id:gobuichikun:20201223012006j:plain

f:id:gobuichikun:20201223012023j:plain

私のお気に入りは、断然これ!

f:id:gobuichikun:20201223012053j:plain

膝の上も、たまにはいいけどね!

f:id:gobuichikun:20201223012122j:plain

腕枕もお気に入り♪

研修三昧

今日は、同居人は朝から夕方までずっーとお家で研修。最近の研修は対面形式は少なくて、大半はWeb研修。途中の休憩時間に、昼食を作ったり、着替えたり、おやつを食べたり、夕食のお米を研いだりしてたけど、基本的にはソファーでPCとにらめっこ。

つまり、普段お布団で昼過ぎまでダラダラするか、バタバタ外へ出掛けていって深夜までなかなか帰ってこない同居人が、静かにリビングのソファーのところにずっと座っているということ。だから、私はこういう日がだーい好き!ということで、今日は朝から夕方までずっと、同居人から半径1メートル以内の所にスタンバイしてたよ。

同居人がお昼に作ったのは、長崎県の南高愛隣会さんが作った黒ゴマうどん。乾麺なんだけど黒ゴマが練り込まれていて、のど越しがすごく良くて細かったから、隣人は「これ蕎麦?氷見うどん?」って言ってたよ。隣人は、麺が細ければ細いほど好きで、乾麺のうどんを食べたのがそもそも初めてだったらしく、このうどんは気に入ったみたい。

休憩時間には、ちょうど同居人が注文していた甘酒飲み比べセットが届いたり、モコモコのルームシューズや私の新しいご飯がたくさん届いたりして、早速段ボールを開けて、喜んでいたよ。

隣人はというと、同居人の頼みで庭木に積もった雪(昨日の雨を含んで重くなったやつ)を、几帳面に全部綺麗にはらってあげたあと、一人でスーパー銭湯へ出掛けていったよ。隣人は、かなりのサウナーなんだって。

今夜からまた雪が降るみたい。今のところは、まだ庭の木が折れたりはしてなかったみたいなんだけど、次の雪が積もりすぎて庭木が傷みませんように…って願ってるらしい。私は今日一日、ぬくぬくできて、幸せでした。毎日お家で研修があればいいのにな~!

f:id:gobuichikun:20201219195510j:plain
ふむふむ…
f:id:gobuichikun:20201219195550j:plain
黒ゴマうどん

f:id:gobuichikun:20201219195602j:plain

f:id:gobuichikun:20201219195709j:plain
どれも美味しそう♪
f:id:gobuichikun:20201219195730j:plain
焦げないようにね!

f:id:gobuichikun:20201219195752j:plain

青いクルミも吹き飛ばせ

ひどい風の音で、まだ暗い時間に目が覚めてしまった同居人。台風じゃないのに、家中の窓ガラスが風でガタガタ、ビシビシ鳴って、時折ピシッ!パキッ!と家鳴りもあったりなんかして、気になって眠れなくなっちゃったんだって。

こんな時に同居人が思い出すのは宮沢賢治氏の『風の又三郎』。同居人が小学生だった時に、学校に劇団がやってきて、体育館を舞台にして『風の又三郎』の劇を上演してくれたんだけど、ストーリーはすっかり忘れてしまったけど、なぜかオープニングの暗い情景と風の効果音、体育館の天井から幾重にも垂らされた真っ黒な幕、そしてミステリアスな歌は、メロディーも詞もはっきり覚えているんだって。

どっどど どどうど どどうど どどう
青いクルミも吹き飛ばせ
すっぱいカリンも吹き飛ばせ
どっどど どどうど どどうど どどう…

リビングで一人寝ていた私も、風の音を聞いていたら人恋しくなって、いつもより早い時間に、暗い廊下を渡って同居人の寝室の方へ向かったよ。私の気配を察して、すぐに障子を開けてくれた同居人。

風の音は外が明るくなってもなかなか止まなかったけど、9時を過ぎてから少しずつガタガタいうのが収まってきて、それでようやく2人ともうつらうつらできたってわけ。

私も眠すぎて、ついついお布団の上で爆睡!いつもだったら、寝坊助の同居人にライオンの人形をお届けする時間もとっくに過ぎて、出勤前の同居人に逆に起こされちゃった。たまにはこんな日もあるよね!

f:id:gobuichikun:20201121012221j:plain
f:id:gobuichikun:20201121012233j:plain
f:id:gobuichikun:20201121012312j:plain
f:id:gobuichikun:20201121012347j:plain

モミの木を探せ

慌てんぼうのサンタクロースが、クリスマスプレゼントをたくさん届けてくれたんだって。包みは全部で4つ。4つも!やったー♪

内1つは、一番最初に10月中に届いたものだから、同居人が自分が注文した物かと思って、間違えて開けてしまって、そしたら可愛い真っ赤なダウンジャケットが入っていたんだって。

実は今回のサンタさんの正体は、イギリス在住の、隣人のお母さん(同居人からするとお義母さん)。事前にお届け物のことを知らせてくれてたのだけど、一番目と二番目の包みは国内のメーカーさんからの発送だったから、気がつかなかったんだって。

赤いジャケットの包みを開封した後、これってもしかして…と思った同居人は、早速イギリスに確認。やっぱり送り主はお義母さんだったとわかったので、二番目の包みは開けずにクリスマスまで保管。三番目と四番目の包みは海外発送だったからわかりやすく、事前に聞いていた、クリスマス飾りが入った三番目の箱のみ開封。四番目の包みはクリスマスのお楽しみに。

さて、その三番目の箱。開けると、中にはティッシュで丁寧にくるまれたレトロなクリスマス飾りがたくさん!これはお義母さんが長年収集してきた、思い出のつまった大切な物なんだって。私も興味津々で一緒に見てたけど、私はお飾りについてる金色の紐の方がどうしても気になっちゃった。

さて、このクリスマス飾りをどこに飾るか?最初は庭の「モミみたいな木」に飾ろうと思ってた同居人。「ついでに白系の電飾を買い足して、お庭をライトアップしようかな~」と言ったら、隣人が大反対。「ここは田舎だからクリスマスのライトアップなんか誰もやらないし、そんなに目立つことしたら近所の噂になる。それに和風の家に全然合わない!」と主張。

で、結局、いただいた電飾にはindoor onlyと書いてあって、外には飾れないと判明。木製のレトロな飾りも、雨風にさらしたら傷みそうだし、そうなると室内で飾れる鉢植えのモミを買った方がいいか…ってつぶやいて、早速ネットを調べはじめた同居人。その結果、本物のモミの木が、最安値で5000円くらいからあることがわかったんだって。さあ、どうする?

 

f:id:gobuichikun:20201114142442j:plain

f:id:gobuichikun:20201114142456j:plain

クリスマスカードを良く見ると…

f:id:gobuichikun:20201114142509j:plain

こんなところに私が!

f:id:gobuichikun:20201114142521j:plain

珍しいデザインのお飾りも

f:id:gobuichikun:20201114143901j:plain

ライトアップ~♪

朝のお届け物

最近ますます起きる時間が遅くなってきた同居人。理由は、私が朝たたき起こしに来て、そのあとお布団を出たり入ったり、体の上に乗って踏み踏みしたり爪をたてたりするもんだから、全然ゆっくり眠れないから…とか言うけど、本当は寒くてお布団から出るのが嫌なんでしょ?

同居人が11時を過ぎても起きてこないときには、私は寝室にお届け物をすることにしてるの。それはライオンの人形。このライオン、もとはといえば、隣人が誰かからプレゼントされたパソコン用のキーボードクリーナーだったんだけど、私があまりにも何度もくわえて持ち出すものだから、隣人が私にくれたの。

猫が飼い主にお届け物(おみやげ)をする理由は諸説あって、狩りの成果を誉めてもらいたいとか、狩りが下手くそな人間(飼い主)にご飯を恵んであげているとか、狩りの方法を伝授してくれているとか、安全な場所に獲物を運んできたとか…でも私の場合は、あまりに同居人が起きてこないから、これを受け取って元気だしてにゃ!って思ってやってるの。

ちなみに、以前私たちが住んでいたお家は2階が寝室で、最初は私も一晩中出入り自由だったんだけど、そのうち寝室から閉め出されちゃったんだよねー。なんでかというと、私がお風呂場の脱衣場の洗濯かごの中から、濡れた体を拭き終わった後の湿ったタオルを何本も寝室にお届けしたから。

朝、同居人が起きたら、お布団のまわりをぐるりと湿ったタオルで囲まれていて、「呪術的な何か」を感じたらしい。たしか、最高に運んだ時は一晩に7本だったかな。寝室を閉め出されたあとも、寝室の前とか途中の階段とかまで、せっせとタオルをお届けしていた私。あれは、半分趣味みたいなものだったかな。

タオルのときもそうだったけど、ライオンが毎朝寝室に届けられると必ず「ありがとう」って言って拾い上げてからリビングに戻す同居人。そんなに喜んでくれるなら、またこれからもいっぱいお届けしちゃうよ!

 

f:id:gobuichikun:20201111230558j:plain

f:id:gobuichikun:20201111230612j:plain

f:id:gobuichikun:20201111230644j:plain

f:id:gobuichikun:20201111230702j:plain

f:id:gobuichikun:20201111230720j:plain

思い出のキャッツアイ

先日ようやく絞りこんだ軽トラをいざ手に入れようと中古車屋さんに行ったら、「少々お待ちください」と担当の人が奥に引っ込んで、しばらく待ってたら、「これはちょっと、当店では探すのが難しいです…申し訳ございません」と言われちゃったんだって。たとえ、車のオークションで探して仕入れても、それを同居人がもし買わなかった場合はお店が在庫として抱えることになり、一般的にニーズの高い車じゃないからリスキーだということらしい。

確かに、そのお店の敷地には、ノートやハスラーやプリウスやアクアやジムニーなど、人気の車種ばかりが何台も並んでいて、同居人が探し求めるレトロなサンバートラッククラシックのサの字もなかったらしい。

そのことを早速隣人に報告したら、同居人がいいと思う車はどれも高いよね~、軽トラなんて安いのは10万円ちょっとで買えるのに、って言われたらしい。確かに、サンバートラッククラシックは市場に出回っている台数が少ないから高くなる…でも、レトロなお車しか好きになれないから、それは仕方がないと思ったらしい。

そこで思い出したのは、学生の時に通っていた喫茶店にあった、カフェ・キャッツアイという冷たいアレンジコーヒー。その喫茶店は京都で初めてサイフォン式を取り入れたといわれるお店で、濃いコーヒーが特徴なんだけど、当時は変わったアレンジコーヒーもたくさんメニューにあったんだって。その全てに、それぞれ素敵な名前がついていて(例えばアイスコーヒーを炭酸で割ったのは『カフェ・ダイアナ』)、中でも、冷たいコーヒーの底にオレンジシロップが沈んでいるカフェ・キャッツアイは同居人の一番のお気に入り。濃いアイスコーヒーと柑橘の甘酸っぱさが、意外に合う~♪

ところがある日、突然メニューが一新され、アレンジコーヒーも人気のないのは全てメニューから削除されちゃったんだって。あのカフェ・キャッツアイも、めったに注文が入らないからという理由で削除。同居人は、その時こう思ったんだって。もしかしたら、自分が「良い♪」と思ったものは、皆は良いとは思わなくて、やがて消えてしまうのかな…って。

そういえば、高校生の時にも、クラスの皆は「不味い」って言ってた椰子の実ジュースのクセのある味を、同居人はすごく気に入っていて、でもそれからすぐにそのジュースは店頭で見かけなくなったし…。

そんなこんなで、それ以来、好きな飲み物はなくなってしまったら困るから、なるべく好きなことを意識しないようにしてるんだって。で、いつか古民家カフェをしたら、カフェ・キャッツアイを再現してみたいらしい。

それにしても、難航している軽トラ探しは、これからどうなっちゃうのかな…今年中に見つかるとよいけど、ちょっとドキドキだね。あ、そうそう、カフェ・もみじ(もみじは私の本名)っていうアレンジコーヒーも考えといてくれると嬉しいな!

 

f:id:gobuichikun:20201029010528j:plain

f:id:gobuichikun:20201029010544j:plain

f:id:gobuichikun:20201029010614j:plain

f:id:gobuichikun:20201029010559j:plain

 

f:id:gobuichikun:20201029010630j:plain

猫はかすがい

人間には、価値観や趣味や性格が似た者同士が夫婦になるパターンと、価値観や趣味や性格が大幅に違う者同士が夫婦になるパターンがあるらしいけど、同居人と隣人の場合は完全に後者。

そんな二人を結びつけているのは、美味しい食べ物とこの家や庭、そしてたぶん私。価値観や趣味や性格が全然違っても、少しは重なる部分がないと、出会ってないもんね。

凸凹夫婦の良いところは、お互いの存在が刺激になるということや、お互いの考えや苦手分野を補いあえるということももちろんあるけど、同居人にいわせると、お互いの価値観が笑っちゃうほど違うということがはっきりしてるから、かえって安心なんだって。

これがもし似た者同士だったら、大部分が自分と似ていることで得られていた大きな安心感が、実は全然違った!?なんてことになった日には、ガラガラと崩壊して、相手との間に大きな断絶を感じて一気に孤独になりそうだから、怖いらしい。

安心感が少ない分、刺激は多くて自由で孤独。そこで、微力ながら私の出番となるわけです。ちなみに今日も、ドライブ中に車のエアコンをつけまくる隣人と消したがる同居人でバトルになって、隣人は「あー、ぼびに会いたい!あいつはどんなに暑くても文句一つ言わないからなー」と言い放ったらしい。まあね、猫ですから。

f:id:gobuichikun:20201024235956j:plain
f:id:gobuichikun:20201025000012j:plain
f:id:gobuichikun:20201025000028j:plain

しっぽ浴のススメ

同居人は、外が明るいうちにのんびりお風呂に入るのが好き。隣人は、夕食直後とか寝る直前にお風呂に入るのが好き。消化や睡眠に悪いと同居人に言われてもそこは隣人も譲らなくて、一日に何度でもお風呂に入ろうとするから、よく言い合いになってる。ちなみに私は、お風呂場に入るのは好きだけど、お風呂は大嫌い!

先週末、隣人が私の頭の匂いをクンクン嗅いで、「ちょっとヨダレ臭くなってきたから、そろそろお風呂に入れなきゃ」って言ってたんだよ。「そろそろ」ってつまりいつかな…ドキドキ…さりげなくお風呂場に連れていかれそうになったら、いち早く察知して全力で抵抗するつもり!

お風呂場の何が嫌いって、濡れるのが嫌い。あと、ドライヤーも苦手。なにせ私、同居人と同居するまで、一度もお風呂に入ったことなかったからね。一般的には「アビシニアンは水が好き」とか言われているみたいだけど、世の中には色んなアビシニアンがいるわけですよ。

でも自分からお風呂場に入るのは好き。多少肉球が濡れたとしても、リラックスしている同居人の少しでも近くに行きたいからね。同居人もそのことをわかっているから、いつもお風呂のドアを軽く開けてあって、私は気が向いたら自分でそのドアを開けて入るの。そして、お風呂の湯船のまわりを歩いたり、私も毛繕いをしたりしながら、ちょっとでも濡れそうになったら、ダッシュで逃げる!湯船のふちは案外細くて、キャットウォークで歩いても、たまーに滑って落ちそうになるので、結構スリリング。

それと、同居人曰く、私は尻尾の先端だけはお湯の中に入れても平気らしい。別に、自分で自分の尻尾の状況に気がついてない訳じゃないんだけどね。これは「しっぽ浴」という、私が編み出した新たな入浴方法なの。私はそれによって、お風呂の気持ちよさを同居人と少しでも共有できる気がするし、同居人も、「猫の尻尾でお湯をかき混ぜてもらえるなんて、すごく贅沢!」って思うんだって。

 

f:id:gobuichikun:20201021163519j:plain

f:id:gobuichikun:20201021163532j:plain

f:id:gobuichikun:20201021163544j:plain

f:id:gobuichikun:20201021163555j:plain

f:id:gobuichikun:20201021163606j:plain

繊細で高貴な猫

今日の私は絶不調。同居人の体調とリンクしているのか、朝からご飯やお水をあちこちに吐きまくり。猫だから時々吐くことはあるけど、吐くときはしばらく続くし、吐かないときはしばらく全然吐かないの。

同居人曰く、私は「繊細な猫」なんだって。生まれてからずっといろんな猫を飼ってきた同居人だけど、こんなに人にベッタリしてきたり、ちょっとした環境変化に敏感だったりする私みたいな猫は初めてらしい。隣人曰く「高貴な猫は繊細」なんだって。ナイスフォロー!

この前、たまたまTVを見ていたらチュートリアルの徳井くんが出ていて、あら久しぶり!って思ったらしいんだけど、徳井くんといえばアビシニアン。飼い主の変化にはアビシニアンも少なからず影響を受けるだろうし、今ごろどうしているかな…って思ったんだって。

同居人は、あと三日は安静にしてる必要があるけど、とりあえず今日はこれから頑張ってお仕事に出かけるんだって。ちなみに、体調いまいちな時はお庭に出ればちょっと元気をもらえるらしい。今日は、モンキッキのためにお花を摘んでいたら、全然逃げない赤トンボに遭遇。新鮮な空気を吸いながら、季節を感じたり時の移ろいや生命の鼓動を感じる…素敵なお庭時間。だから私もお庭に出たいのに、いつも阻止されるの。「マダニっていう怖~い虫に取りつかれるから駄目!」って。さて、私も少し横になって体を休めるとしましょう。

f:id:gobuichikun:20201016225754j:plain
f:id:gobuichikun:20201016225806j:plain
f:id:gobuichikun:20201016225816j:plain

切なさと愛しさと

今朝、「お昼には一旦、ご飯食べに帰って来るから。その時に遊んであげるから。絶対、お昼には帰って来るから」と言って出ていった同居人が、待てど暮らせど帰って来ず、結局帰って来たのが23時…

なんでも、午前中の用事が予想外に長引いて、お昼休憩に家に帰る時間がなくなってしまって、そのまま午後からのお仕事に突入したんだって。それで、「待たせたお詫びに」って、久しぶりのちゅるちゅる(チャオちゅーるっていう液状おやつ)をくれたの!味も選ばせてくれて、日本海カニ味かマグロ味かで、迷ったけどマグロにしたよ!

嬉しくて嬉しくて、高音のゴロゴロを出しながら高速ペロペロ…あ~もう、幸せ♪幸せな時間はあっという間って、こういうことを言うのよね。駄目元で、「もう1本!」ってねだってみたけど、やっぱりダメだって。ケチー!

最近TVで、キャットフードには見向きもせずに人間用ドーナツにおもむろにかぶりつく太りすぎの猫を見て、衝撃を受けた同居人は、何事もほどほどが良いと改めて思ったらしい。ちゅるちゅるは、私と同居人を結びつけた魔法のアイテムで、これがなかったら永遠に距離が縮まらなかったかもしれないわけだけど、あまりに大好きだから、これくらいでちょうどいいんだってさ。私にしたら、全然足りないけど?

でもね、今夜は寝る前にリボンでたくさん遊んでくれたから、まあ良しとしよう。今朝、リボンの所に座ってアピールしていたのに、遊ぶ時間が全然なかったから、お詫びだって。

毎日、家を出る時に私がリボンの所に座って、じーっと静かに見上げると、同居人はたまらなく切ない気持ちになるらしい。もうどこにも行かないから!って言いそうになるのをこらえて、家を出るんだって。その時の私って、そんなに物言いたげな顔してるのかな?

 

f:id:gobuichikun:20201014005430j:plain

f:id:gobuichikun:20201014005445j:plain

f:id:gobuichikun:20201014005501j:plain

食欲全開!

私、だいたい毎年夏になると食欲が落ちて、涼しくなるにしたがって食欲が回復するパターンを繰り返してるんだけど、最近はまさに絶好調!食欲の秋ーっ!

そんな時に、同居人のもとに楽天さんからプレゼントが届いたんだよ。あ、ペットフードの試供品ってやつね。私にとってはプレゼント。同居人は、いつも私がお腹を壊さないか心配していて、極力同じ餌しかあげないようにしてるらしいんだけど、今回は、いつもあげてる餌のメーカーさんが作った新商品だったから、ちょっと試しにあげてみようかなっていう気になったらしい。それでも、食欲全開のこのタイミングであげたらどういうことになるのか…一抹の不安はあったらしいけど。

感想は、ドライフードとウェットフードが絶妙にミックスされていて、大変美味しかったです♪どうもありがとう!

美味しすぎて、何度も綺麗にお皿をなめちゃいました。それにもっといっぱい欲しくて、普段めったに鳴かない私が、鳴いておねだりもしたし。同居人としては、ほんとは半分明日にとっておこうと思っていたのに、私の勢いに押されてついついちょっとずつ追加して、結局は1袋全部あげてしまって、ひとりで反省してたよ。

こんな時に同居人が思い出すのは、数年前のクリスマスのことなんだって。クリスマスはお寿司屋さんが空いてるからという理由で毎年だいたいお寿司と決まってるんだけど、その時も川沿いのお洒落なお寿司屋さんで食事していて、若い大将と隣の常連さんがペットについての会話をしだしたんだって。大将もアビシニアンのメスを飼っているとかで、嬉しくなった同居人が「私も~!」って言おうとしたその時、「アビシニアンってスラッとした体型が特徴で、うちの子はもう大人なんですけど、メスだから体重は2キロちょっとしかないんですよー」と大将。「…2キロ?!」あまりの衝撃に、何も言えなくなって、それからお寿司の味もよく覚えてないらしい。ちなみに、私の体重は…秘密!

私は確かに食べるの大好きなんだけど、運動も大好きだから、いっぱい遊んでくれると嬉しいな。よろしくね!

 

f:id:gobuichikun:20201009102720j:plain

f:id:gobuichikun:20201009102731j:plain

f:id:gobuichikun:20201009102743j:plain