100年夢庭日記

築100年超の古民家に住む猫のつぶやき

食いしん坊の妄想

明日、病院で検査を受けるとかで、今日の同居人はずっとそわそわしてたよ。検査前日は、朝~夜まで消化の良いものを食べなくちゃいけなくて、おやつはプリンとかで、夜は21時以降何も食べちゃ駄目とか色々と病院から言われていたから、その結果、今日は一日中食べ物のことを考え続けることになったらしい。

昼間のうちはなぜか、無性に牡蛎を食べたくなったらしい。能登半島には海のすぐ横に牡蛎小屋がいくつかあって、同居人が好きなのは、くし型に切った柚子・レモンとか、タバスコとかお醤油とか、そういう好きな調味料を完璧に準備して牡蛎小屋に持ち込んで、バケツに入った牡蛎を味変しながらどんどん焼いて食らう→そしてなくなったらバケツのおかわりをまたセルフでとってくるっていう、あの幸せな一時。あるいは、京都や金沢にある、やたらと美味しい牡蛎鍋のお店に久しぶりに行くのもいいし…ああ、牡蛎よ!

そうこうするうちに夕方になってしまい、おやつはプリンということを思い出して、慌ててコンビニの豪華なプリンを買って食べたら、案の定、満腹に…

夜になると今度は、ステーキ丼とかメンチカツを食べたくて仕方なくなって、スーパーをウロウロ。この、理性と欲望の闘いには理性が勝利したと思ったらしいけど、気がついたらラム肉の焼きうどんを作っていて、なんとか制限時間内ギリギリに食べ終えたらしい。消化の良いものってことにしたんだって。まったく、食いしん坊だね!

妄想の合間に、今日は蕎麦切り包丁を見に刃物屋さんに行ったらしいよ。今月は、隣人の誕生日があるから、日頃、庭仕事を頑張っている隣人に、どどーんとプレゼントするつもりなんだって。無類の蕎麦好きの隣人は、退職したらお蕎麦屋さんになりたいらしくて、そうなったあかつきには、たまにこの古民家の奥の座敷でお客さまをおもてなしできたらな…って思うらしい。

といっても、隣人の退職は実際は15年以上先の話。でも、今から趣味で少しずつ修行した方がきっと上手になるはずだから、今回ちゃんとした包丁を贈って、今後少しずつ道具を揃えていくことで、夢を後押しするんだってさ。

それにしても、一番欲しい蕎麦切り包丁がすごく高くて、紐巻きの柄にするか木の柄にするかも迷って、結局今日は決め切れなかったんだって。でも、そのかわりに店員さんからは、同じ包丁を使っている美味しいお蕎麦屋さんの情報をいただいたみたい。早速週末に隣人を連れていって、蕎麦切り包丁購入のアドバイスをもらうつもりらしいよ。隣人よ、夢に向かって頑張れ!同居人よ、とりあえず明日の検査頑張れ!

 

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切なさと愛しさと

今朝、「お昼には一旦、ご飯食べに帰って来るから。その時に遊んであげるから。絶対、お昼には帰って来るから」と言って出ていった同居人が、待てど暮らせど帰って来ず、結局帰って来たのが23時…

なんでも、午前中の用事が予想外に長引いて、お昼休憩に家に帰る時間がなくなってしまって、そのまま午後からのお仕事に突入したんだって。それで、「待たせたお詫びに」って、久しぶりのちゅるちゅる(チャオちゅーるっていう液状おやつ)をくれたの!味も選ばせてくれて、日本海カニ味かマグロ味かで、迷ったけどマグロにしたよ!

嬉しくて嬉しくて、高音のゴロゴロを出しながら高速ペロペロ…あ~もう、幸せ♪幸せな時間はあっという間って、こういうことを言うのよね。駄目元で、「もう1本!」ってねだってみたけど、やっぱりダメだって。ケチー!

最近TVで、キャットフードには見向きもせずに人間用ドーナツにおもむろにかぶりつく太りすぎの猫を見て、衝撃を受けた同居人は、何事もほどほどが良いと改めて思ったらしい。ちゅるちゅるは、私と同居人を結びつけた魔法のアイテムで、これがなかったら永遠に距離が縮まらなかったかもしれないわけだけど、あまりに大好きだから、これくらいでちょうどいいんだってさ。私にしたら、全然足りないけど?

でもね、今夜は寝る前にリボンでたくさん遊んでくれたから、まあ良しとしよう。今朝、リボンの所に座ってアピールしていたのに、遊ぶ時間が全然なかったから、お詫びだって。

毎日、家を出る時に私がリボンの所に座って、じーっと静かに見上げると、同居人はたまらなく切ない気持ちになるらしい。もうどこにも行かないから!って言いそうになるのをこらえて、家を出るんだって。その時の私って、そんなに物言いたげな顔してるのかな?

 

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よみがえり

今日は、お仕事から帰ってくる途中に、小さな茶色の動物が轢かれていたんだって。そういう時の同居人は、心臓をギュン!と掴まれるような状態になるらしい。まだ息があるかもしれない感じなら、必ず車をUターンさせて確認するけど、今夜のはもう明らかに亡くなってるのがわかったので、祈りながらそのまま通過。

去年までは、死体を見るたびに近所の派出所に言いに行っていたんだけど、最近はもう言いに行かないことにしてるらしい。去年は移住1年目で、大きな青大将とか名前のわからない大きな鳥とか、とにかくいろんな種類の動物の轢死体を見て、最初はどうしたらいいかわからなかったんだけど、ある時、タヌキの轢死体をみた直後に、近くで大きなイノシシが車に轢かれていて、たまたまその現場にお巡りさん達がいたから、思いきってタヌキの死体について相談したら、「わかりました。タヌキのことは任せてください。これからは、死体を見かけたらいつでも教えてくださいね」って言われたんだって。

その人が、偶然近所の派出所のお巡りさんだったから、それでしばらくは、死体を見かけるたびにその派出所に言いに行ってたんだけど、ある時めっちゃ寝起きでパジャマ姿で出てきたお巡りさんを見て、なんだか申し訳ない気持ちになったんだって。だいたい同居人が死体を見つけるのは深夜の仕事帰りが多いからね…というわけで、今回も、もし明日まだあの死体があったら、その時点でお巡りさんに言うつもりらしい。

それにしても、さっきのあの死体は小さくて細長かったからイタチかな…と思いながら、ゆっくり車を走らせていたら、なんと!目の前の道に小さな茶色の可愛い動物が現れたんだって!もしかして、さっきの轢かれてたイタチがよみがえった?っていうか、これはイタチ?オコジョ?ハクビシン?と思いながら、その子がちょこちょこ道を横切るまで車を停めて見守っていたら、いつの間にか心臓の緊張がちょっととけたんだって。

帰ってきて早速調べてたけど、車の前を横切ったのは、やっぱりイタチだったみたい。体長20センチくらいだったから、おそらくメスもしくは子ども?ハクビシンやテンはもっと大きくて体型も違ったし、オコジョは高い山にいるみたい。ちなみに、イタチはネコ目イタチ科らしいから、ネコっていう部分は私と一緒だね!

 

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黄色い蝶が舞う庭

今日は、お仕事から帰ってくるなりモンキッキの様子を確認した同居人。ちゃんと生きていてホッとしたんだって。

それに今日は、昨夜全然見えなかったストローみたいな口を伸ばしたり引っ込めたりしていたから、試しに砂糖水を染み込ませたティッシュの上にとまらせたら、ちゃんと飲んでくれたから、すごく感動したんだって。良かったね!

今一番の懸念事項は、未だにお尻部分にはまったままのサナギの殻…念のため、蝶の肛門の位置を調べたら、やっぱりお尻の先端みたいで、しかも蝶は糞はしないけど尿をするようなことが書いてあったらしい。その部分が閉じていたら尿がサナギ部分に貯まって、そこから胴体が腐るのではないか?でも、無理やり剥がしたら胴体が千切れそうで怖い…それなら、サナギ部分の一番先端に、尿を外に通すための小さな穴を開けようか?なーんて、あれこれ考えているみたい。

今日は同居人が働きに出ている間、隣人はひたすら庭仕事。庭仕事をやりすぎて、なんでも最近は、剪定がプロ顔負けのできばえになるらしい。今日は、庭にたくさんのキチョウが飛んでいたんだって。きっと、また羽化したんだね。そして隣人は、ヤスデとアジサイと椿と百日紅と生け垣の剪定の合間に、モンキッキに百日紅のお花をあげてくれたんだって。明日にはまた違う花をつんであげるからね、ってモンキッキに優しく語りかける同居人。

それにしても、ちょっとは私のことも構ってよー!

 

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モンキッキの長い一日

来年用のカレンダーを見に行ったら、3年分の予定を書き込めるカレンダーが売られていたんだって。3年後の自分は何をしているのか、どこにいるのか?同居人や私は、少なくとも3年前は今この街でこうして暮らしていることを全く予想してなかったけど、普通の人たちはある程度予想がつくものなのかな?私はこの家が好きだから一生動きたくないけど、同居人はやや面倒くさがりやの常識人に見せかけて、ほんとはやたらとフットワークが軽いから、全然油断できない…同居人が今日改めて思ったことは、3年後じゃなくても、3分後でも、ほんとは一寸先は闇だってこと。なんだか暗いよ!

今日の午後は雨がやんだから、金木犀の収穫、百日紅の剪定、ザクロの収穫…とやることが盛りだくさんだったらしいんだけど、ふとミモザのキチョウが気になって見に行ったんだって。そしたら、4つのサナギのうちの1つが今まさに羽化の真っ最中…蝶の羽化なんて、生まれて初めて見たから、同居人はすごく感動して、庭仕事の合間に何度も様子を見に行ったらしいんだけど、夕方になっても、その蝶は昼間と全く変わらない格好でじたばたしてる状態だったんだって…ん?羽化って、こんなに時間がかかるものなの?なんか嫌な予感。まさか…

そう。羽化の失敗。羽が何かの理由で曲がったまま固まってしまって、それに加えて胴体がサナギから抜けなくなってる状態。自然の中では淘汰されてしまう存在だから、放っておくしかないというのが隣人の意見だったから、同居人も一旦はすごすご家に入ったんだけど、暗くなってから、やっぱり蝶を保護することに決めたんだって。隣人いわく、同居人が後ろ髪ひかれすぎてたから、そうせざるを得なかったらしい。結局、2人で暗い庭の中、ミモザを小枝ごと切ってきて、明かりの下でサナギの固定部分を外したら、よちよち歩きだしたよ!せっかく蝶になったけど飛べないから、もっぱら歩き回るだけ。

今夜は蜂蜜水をあげても飲まなかったらしいけど、同居人が天性のセンスで作った家はすごく気に入ったみたい。早速掴まって休んでいたよ。せっかく蝶になったのに、なんか大変な一日だったね…ゆっくり休んでね!

明日は同居人は早朝から夜までお仕事らしいけど、優しい隣人がきっと庭のお花を差し入れしてくれるはず。キチョウは通常1~2週間の寿命らしいけど、この子はどれだけ生きられるかな。できれば、なるべく長生きしてほしいんだって。名前は、隣人の案を採用で、モンキッキになったらしい。がんばれ、モンキッキ!

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食欲全開!

私、だいたい毎年夏になると食欲が落ちて、涼しくなるにしたがって食欲が回復するパターンを繰り返してるんだけど、最近はまさに絶好調!食欲の秋ーっ!

そんな時に、同居人のもとに楽天さんからプレゼントが届いたんだよ。あ、ペットフードの試供品ってやつね。私にとってはプレゼント。同居人は、いつも私がお腹を壊さないか心配していて、極力同じ餌しかあげないようにしてるらしいんだけど、今回は、いつもあげてる餌のメーカーさんが作った新商品だったから、ちょっと試しにあげてみようかなっていう気になったらしい。それでも、食欲全開のこのタイミングであげたらどういうことになるのか…一抹の不安はあったらしいけど。

感想は、ドライフードとウェットフードが絶妙にミックスされていて、大変美味しかったです♪どうもありがとう!

美味しすぎて、何度も綺麗にお皿をなめちゃいました。それにもっといっぱい欲しくて、普段めったに鳴かない私が、鳴いておねだりもしたし。同居人としては、ほんとは半分明日にとっておこうと思っていたのに、私の勢いに押されてついついちょっとずつ追加して、結局は1袋全部あげてしまって、ひとりで反省してたよ。

こんな時に同居人が思い出すのは、数年前のクリスマスのことなんだって。クリスマスはお寿司屋さんが空いてるからという理由で毎年だいたいお寿司と決まってるんだけど、その時も川沿いのお洒落なお寿司屋さんで食事していて、若い大将と隣の常連さんがペットについての会話をしだしたんだって。大将もアビシニアンのメスを飼っているとかで、嬉しくなった同居人が「私も~!」って言おうとしたその時、「アビシニアンってスラッとした体型が特徴で、うちの子はもう大人なんですけど、メスだから体重は2キロちょっとしかないんですよー」と大将。「…2キロ?!」あまりの衝撃に、何も言えなくなって、それからお寿司の味もよく覚えてないらしい。ちなみに、私の体重は…秘密!

私は確かに食べるの大好きなんだけど、運動も大好きだから、いっぱい遊んでくれると嬉しいな。よろしくね!

 

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雨の日の夢

今日は雨降り。廊下の金木犀の香りも、さすがに弱め。同居人は、雨の音を聴くと落ち着くらしい。さらには、とっても眠くなるんだって。

今朝はごみ出しのために起きてきて、ついでに傘をさして庭の見回りへ。キチョウのサナギはまだ羽化してなかったんだって。それと、昨日オパがとまっていた枝には何の痕跡もなかったけど、かわりに小さなキノコをいっぱい見つけたらしい。

「こんな日は、いくらでも寝られる」とソファーで二度寝を始めた同居人。うれしくなった私も、一緒に昼過ぎまでずっと寝ちゃった。小さなソファーでやや窮屈なんだけど、肌寒いから、2人でくっついて寝たら暖かくてなんだか幸せ!昼過ぎにようやく起きた同居人は、私の顔をまじまじとみて「いつも1人の時、こうやってずっと寝てるの?」って聞いてきたよ。そうですよ!

ちなみに、普段はあんまり夢を見ないらしいんだけど、今日はジェラート屋さんに行く夢をみたらしい。ちょっと寒かったからかな。そろそろ冬支度をしないとね。私も寒いの苦手だから、よろしく!

お昼は、体のあたたまる餡掛けうどんを作って、パーフェクトなできばえに満足そうな同居人。夕方から、眠気を振り払ってお仕事にでかけたよ。頑張ってね!さてと、私はもう一眠りしようかな…

 

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オパとの再会

今朝、久しぶりに庭にオパがやってきたよ!同居人も私もそして文鳥たちも、大興奮!

あ、オパというのは、春にうちの庭によく遊びに来ていた野生の雄のキジのことで、背中が綺麗なオパール色だからそんな名前をつけたらしい。ちなみに、オパールは同居人が大好きな石で、ちょうど今月の誕生石なんだって。

同居人が初めてオパに出会ったのは今年の3月で、まだ薄暗い夜明けに、「ケン!ケーン!!ドドドドド…(という羽ばたき音を必ず最後につける)」って大声で鳴いて、同居人を容赦なく叩き起こしたらしいよ。

あまりのうるささに、初日は何が起こったのかわからず、でも怖すぎて見に行けず、2日目に意を決して窓の外を覗きに行ったけど、なかなか正体がわからなくて、諦めかけたその時に、目の前の大きな岩の上にド派手なオパが置物みたいに佇んでいて、ジーッとこちらを見ていたんだって!同居人としては、想定外の大きな鳥に息が止まるくらいビックリ!そして、その美しさに感動♪うちの地味な色彩の庭を背景に、完全に浮き上がりそうなド派手な色あいだけど、これが案外庭に溶け込むから不思議。それ以来、早朝から夕方まで、よく縄張りをパトロールしにきたオパと、窓のレースカーテン越しに交流していたんだって。

6月以降今日まで、夏の間はすっかり姿を見せなかったオパだけど、どこかで元気でやってるのかな~って、ちょうど案じていたんだって。思いが通じたね!それにしても、今朝のオパの鳴き声は、「コケー!コケー!コケーコッコッコッコ、コケー!…」って、まるで鶏?春の鳴き声と大分違ったね。最後は、「ドドドドド…」って、空気が震えるようなすごい羽ばたきで、離陸時の飛行機みたいな角度で頭上を飛び去ったけど、キジって結構飛べるんだね?!私も同居人と一緒に、一部始終をみていたけど、オパが飛んだところ初めて見たよ。

これから寒くなるけど、オパが無事に冬をこせますように…お米とか文鳥の餌とかなら常にあるから、お腹が空いたら、いつでもうちにきてほしいらしいよ!

 

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オパ

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香りの庭

今朝は寝室の前で待っていたら、ほどなくして起きてきた同居人…私をひょいと抱き上げ、肉球と耳先の温度を調べて「肉球も冷える朝」と一言。それから鼻をひくひく…どうも昨夜あたりから、廊下にも銀木犀の香りが満ちていて、周囲が一段とゴージャスな空気になっているらしい。

もしかして…と外へ出てみると、やっぱり!今度は、庭の奥にある金木犀が咲いていたんだって!今年は剪定しすぎて花はもう無理かと諦めていたのに、植物の底力ってすごいよね~としきりに感心してる同居人。日当たりの加減なのか、我が家では銀木犀が咲いた1~2週間後に金木犀が咲くという開花スケジュールみたい。

ということで、今週末は金木犀のお花を収穫することにしましょう。「金銀味比べ」といきたいところだけど、肝心の白ワインがない。でも、今度はホワイトリカーと氷砂糖で漬けて、純粋な香りを楽しむことにしようかな…と、ウキウキしだした同居人。楽しみなことがあるって、いいよね!

底力といえば、小さなミモザを容赦なく食べまくっていた数匹の青虫は、ほぼみんな旅立ったと思っていたんだけど、今日改めてじっくりミモザの枝をみたら、枝にとりついてサナギになっていたんだって。調べたらキチョウっていう、黄色くて可愛い蝶々になるみたい。サナギから、うっすら黄色が透けている個体もあったりして。現在とりついている青虫はあと2匹くらい?比較的早くサナギになるみたいだから、今ある葉っぱでギリギリ足りるかな。あと少しの辛抱だから、がんばれミモザ!

 

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金木犀

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ミモザ

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見えずの井戸

少し前に、また南側の庭に高砂百合を発見したんだって。百合がこの庭に咲くのは、これで2回目。いつも草ぼうぼうの所に気がついたら突然咲いてるから、驚かされるらしい。今日写真を取りに行ったら、雨に濡れてショボくれていたみたいで、ちょっとガッカリして戻ってきた同居人。でもまあ、たくましい高砂百合のことだから、サプライズでまたこの庭のどこかに咲くと思うよ!

ところで、南側の庭は我が家で一番日当たりがいいけど、水場からすごく遠いのが難点。ブルーベリーとか日当たりとお水をたくさん必要とする植物も植えてあるから、水場が南にもあればな…って常々思ってるらしい。でも、浄化槽や水道管の位置関係から、そう簡単に新たな水場を作るわけにもいかなくて、下水道も当分整備される予定がない地域でもあり…仕方がないから、水が入った重いじょうろを持って庭の端から端まで歩いて行って、水をやるのだけど、それが結構大変…

そんなときに、今日なんとなくテレビを見ていたら、井戸会社のCMが流れてきて、それによると3時間で井戸が掘れてお水がくめるようになるとか!ホントに?!井戸いいかも!って一気にテンションが上がった同居人。見積もりだけでもしてもらおうか…

と、ここで気になるのは、この庭にはかつて井戸があった形跡があるけど、今はないということ。つるべと滑車が残っているけど、なぜ井戸はなくなったのか?地盤沈下や水質悪化があったのか?そして、井戸の場所も不明。見積もりついでに、プロの目でみて「ここに井戸があった」と、かつての井戸の場所も教えてもらえたらな…と思うらしい。

ちょっとドキドキするね!

 

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旬のおやつ

今日は、いつもよりちょっぴり早く帰ってきた同居人が、おもむろに生鮭のホイル焼きを作り始めたよ。そしてなんと、食べるときに少しだけ私にくれたの。なんだか美味しかったなー♪

いつも基本的に、同じメーカーの決まったカリカリだけを毎日食べていて、たま~に、大好物のちゅるちゅる(いなばのチャオちゅーるっていう液状おやつ)をもらえるのだけど、鮭は初めて食べたかも!なんでくれたの?ってきいたら、鮭は今が旬のお魚だから食べたらきっとパワーが出るし、何かの記念?だって。どうもありがとう!

今だから笑って言えるけど、私が同居人と隣人の家(当時はマンションだったんだけど)にもらわれてきた3年半前は、見るもの聞くもの全てが怖くて不安で…1ヶ月以上、2人から逃げまわっていたの。そんな私が2人と仲良くなったきっかけが、ちゅるちゅるでした。なんか中毒性があるのよね~。そんなこんなで、ちゅるちゅるは今でも、爪切り頑張った時とかお誕生日とかクリスマスとか、そういう特別な時に必ず登場するよ。

私、人間のご飯には基本的に興味ないけど、焼き鳥とかシーチキンの油とか、うどんのお出汁とか、ヨーグルトとかは、ちょっと気になるからついつい手を伸ばしちゃう。でも、決まったもの以外を食べるとお腹を壊すので、同居人の食べ物をもらえる時は滅多にないし、もらえてもほんの少しと決まってるの。でも、それで私は十分幸せ。

時々黙ってお皿をなめる時があるけど、だいたい同居人にはすぐにバレちゃう。なぜって、そのあと口のまわりを激しくペロペロしちゃうから。昨日は、同居人がその物真似を隣人に披露してたよ。平和だね!

 

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秋の収穫

今日は秋晴れ。同居人は午後からはりきって三脚に登って、銀木犀のお花をせっせと摘んでいたよ。なにしろ一つ一つの花が小さいから、たくさん集めるのは案外大変で、さらに花のまわりには小さな虫や蜘蛛がうろうろしていて、これまた取り除くのが大変だったんだって。

それでもなんとか掌一杯分の銀木犀の花が集まったから瓶に入れて、その上から静かに白ワインを注いでいたよ。この白ワイン、飲みかけで冷蔵庫にあったらしいんだけど、もともと甘めで香りもフルーティー。これに銀木犀の香りが加わったらどうなるか…3年後が楽しみだね!(んー、3年も待てるかな?)とりあえず、3ヶ月したら花を取り除いて味見予定なんだって。

今日は、同居人と隣人は、生け垣を頑張ってお手入れして、2人ともヘロヘロになっていたよ。生け垣はお手入れが大変だから、皆がコンクリートの塀にする気持ちもわかる、とか言ってた。でも、コンクリートの塀にはしないつもりなんだって。

あと、生け垣にまじって、烏瓜とかドングリの木もあったんだって。そして、生け垣の下の苔には、可愛いキノコがたくさん生えていたんだって。
朝顔は、最近咲く時間がどんどん遅くなって、今日は夕方までのんびり咲き続けていたし、ホトトギスの横でキキョウもそっと開花…なんだか庭がだんだん賑やかになってきたみたいなんだって。良かったね!

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カタツムリの冬眠

今日、いつものように朝の鼻唄を歌いながら、文鳥にあげる小松菜を冷蔵庫からだして葉っぱをちぎっていた同居人だったけど、冷蔵庫に小松菜をしまおうとして、そこで「ん?!」って固まったよ。

なんでも、葉っぱに小さなカタツムリがついていたんだって。少し葉っぱを食べた形跡もあるし小さな糞もあるけど、ずっと冷蔵庫に入っていたから、寒くて殻に閉じ籠っていたみたい。小さな殻は冷えきっていて、殻から見えるカタツムリのお肉?も縮んでしまってたんだって。

「寒くて死んじゃった?」と殻を摘まんだまま少し様子を見ていたら、しばらくしてニョキニョキと目が出てきたんだって。もうそのあとは元気に葉っぱの上を歩きだしたからすごく安心したらしい。で、その子を小松菜と一緒に庭の土の上に置いたら、午後にはいなくなっていたみたいだから、今ごろは庭の住人だね。良かったね!

それにしても、動物の底力にはいつも驚かされるな~とまたまた同居人は感心。だって、暗い冷蔵庫に数日間も一人でいたんだからね。私だったら絶対無理だわ。

今日仕事に行く前に、庭をブラブラしていたら、面白いお花を発見。岩から生えてるのだけど、なかなか綺麗!岩から生えるというのも、かなりたくましいよね。明日になったら、隣人をその花のところに案内して、なんとかという植物名をあてるアプリで調べてもらうんだってさ。

同居人が仕事が終わって帰ってきたのは、深夜零時過ぎ…車から降りたとたん、庭に満ちる銀木犀の甘い香りと天空から降り注ぐ月の光が、なんとも素敵だったんだって。 あのカタツムリも庭のどこかで見てるかな。こんな夜がずっと続いたら、いいのにね!

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見上げれば銀木犀

今朝、お腹がすいた私が同居人を起こしに行くと、「いつも思うんだけどさ、あと1時間遅く起こしにきてくれないかな…」って文句を言いながらも、なんとかヨロヨロ起きてきた同居人。

餌をくれたあと、今日のお仕事は夕方からだからって、リビングのソファーでまた寝始めたよ。私はこんなに同居人とゆっくりできるのは久しぶりだったから、嬉しくて嬉しくてもうゴロゴロが止まらない!

でも、しばらくして同居人がふと目を開けると、すりガラスの上の透明ガラス部分から、自宅の屋根の上に登って瓦を掃除中の近所のおじさんと目があってしまったんだって。あの人は日中ずっとゴロゴロしてるんだよ、って近所の噂になったりしたらどうしよう…そう思ったらゆっくり寝ていられなくなって、仕方なく起きて家事をすることにしたんだって。

今日みたいに晴れてる秋の日は、家の中よりも外の方が暖かい感じ。家事のあとはふらりと庭にでて、庭仕事。ジョウロにお水をくんでいたら、風に乗ってどこからかふと、金木犀の甘い香りがしてきたんだって。ああ、今日から10月だもんな~と思いつつ、これはもしや、うちの木?

そう、うちには金木犀と銀木犀が一本ずつあるのだけど、 どちらも巨木で伸び放題だったから、春にかなりバッサリと剪定。だから今年は花が咲かないかと思ってたらしいんだけど、心配ご無用!

水汲み場のところから見上げると、頭上にたくさんの銀木犀が咲いていたんだって♪ついでに、庭の奥にある金木犀の方も見に行ったらしいけど、こちらはさすがに咲いておらず。だいぶ切ったからなあ…

金木犀と銀木犀は、花の形や香りも似ているけど、花の色や花の付きかた、咲くタイミング、香りの強さなんかは違うみたい。どちらかというと、銀木犀の方が控えめな香りらしいよ。それにしても、ほんとにいっぱいお花をつけたな~!

同居人がふと思ったことは、桂花陳酒は金木犀で作るお酒だけど、香りが似ている銀木犀でも作れるのか?…ってこと。やり方は金木犀のレシピを参考に、お花をホワイトリカー・氷砂糖に漬けるか、それとも楊貴妃みたいに白ワインに3年漬けるか。銀木犀バージョンは誰もやってなさそうだから、試しにやってみたら?やるなら、銀木犀の花が咲いてる今のうち!

 

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琥珀色×ミルク色の幸せ

今年の冬は雪がいっぱい降るかもしれないって隣人から聞いて、同居人は急に心配になったらしいよ。庭の木の雪釣りをするべきか、四駆を買うべきか、雪で道がわからなくなって田んぼの中に突っ込んでいたらどうしよう…とか、あれこれ想像。隣人は隣人で、庭の木が折れないように、週末は剪定を頑張ると燃えてるみたい。私としては、寒いの苦手だから、コタツが欲しいなー。

なんでも、ラニーニャ現象が起こるとその年は日本は厳冬になる確率が高くて、そのラニーニャ現象が3年ぶりに起きたとか…だけど、同居人はそもそも「ラニーニャ」がうまく聞き取れなくて、言うのも苦労してたよ。エルニーニョは聞いたことあるんだけど、ラニーニャっていうのは、初めて聞いた言葉だったんだって。

同居人は小さい頃、親とか大人同士の会話のやりとりを聞きながら、「あくまでも」とか「うんちく」とか、そういう難しそうな大人の言葉を、私も大人になったら自動的にちゃんと使えるようになるのだろうか?って軽く心配してたらしいんだけど、案の定、大人になっても知らない言葉がたくさんあるらしい。

さすがに、「あくまでも」とか「うんちく」は普通に使えるようになったみたいだけど。ちなみに、小さい頃は、「悪魔でも」「ウンチク(=ウンチ)」だと思ってたらしい。数年前に初めて聞いた「弱電」と「強電」も結構新鮮な言葉だったらしい。いくつになっても勉強だね!

今日は水槽の掃除をしていたら、プラスチックの水草にコリドラスの卵が何個かついていたんだって。そういえば、前も時々水槽のガラス面に産んでいたけど、たぶん全部無精卵だったのか、コリドラスは2匹のまま今日まで増えず。今回はどうかな?白っぽいのは無精卵。真ん中に茶色っぽいのがあれば、それは有精卵だから、ぜひ育ててみたいらしいよ。あと、苔まみれのウィローモスを見つけて救出したらしい。別のお水にいれて、いっぱいに増やす計画なんだって。

今日は寝る前に、ホットミルク+栗シロップたっぷり+五香粉を少々かけて、スペシャルホットミルクを作って飲んでいたよ。琥珀色×ミルク色の幸せが、お口にひろがったらしい。良かったね!いい夢をみてね☆ミ

 

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