冬のお布団の詩

夜中の3時、ふと目覚めた私。

床暖房のリビングに敷かれたぬくぬくの毛布から這い出して、

一路、向かうは同居人のいる寝室。

凍てつく廊下、

冷える肉球、

奪われる体温、

かすかに響く私の爪の音…

月明かりを頼りに、私のためにあけてある廊下の障子からするりと寝室に滑り込む。

リビングから寝室まで少しの距離なのに、

毛皮は限界まで冷え切って、

私の耳先も鼻先も冷たくなって、半分感覚がないくらい。

同居人のお布団の近くに歩み寄り、入れそうな隙間がないか素早く伺うと…

おぉ！今宵も素敵な隙間を発見！

そこからいそいそとお布団に潜り込むと、同居人の「あ…今日も冷えてるね」の声。

そう！冷えてるの！冷え切っているの！どうか早く、私を温めてください！

お布団の隙間がとじられたその瞬間、

頭の先からしっぽの先まで、

全身の毛穴から暖かい空気が染み込んでくる、この感じ♪

もう、ゴロゴロが止まらない。この幸せよ、永遠なれ…

お布団の中で、同居人の左手を探り当て、前歯でごく軽く指先を噛むと、

半分寝ぼけたまま、喉をくるくる撫でてくれるのを、私は知っている。

指があやうく止まりそうになったら、顔をたくさん指に擦り付けて、もっと！のアピール。

そうやって喉を撫でてもらいながら、いつの間にか左手を枕にして眠りに落ちる私。

左手にかすかな重みを感じながら、微睡む同居人。

お布団の中に、一匹と一人…小さな温もりを、大切に分かち合う。

夜明けはまだ先。

夜明けはまだ先。

上司と犬・その2

仕事一筋だった上司がトイプードルを飼いはじめて、すごくメロメロになったことは知っていたんだけど、昨日職場でついに、そのワンちゃんと初対面したんだって。

まず同居人が思ったことは、クルクルの毛と丸いお鼻とつぶらな瞳が、まるで生きたぬいぐるみだ！ってこと。

そして、足がめっちゃ長い！ってこと。私も小顔で猫の中では手足は長い方だけど、トイプードルは私よりはるかに長いらしい。特に後ろ足！私はお腹のお肉もたっぷりあるし、そもそも姿勢が丸まってて、歩く姿勢が犬とは違うからね。

あと、同居人に近づいてきた時に頭を低くして、近づいてきたのが印象的だったらしい。私はいつも頭を上げて近づくからね。それに、警戒してる時はそもそも近づかない。

そんなこんなで、犬には久しく触れたことがなかったらしいんだけど、思っていた以上にフワフワで柔らかくて、あまり吠えられなかったし、臭いもそんなにしなかったし、犬も結構可愛いんだなって思えた同居人。色も私と同じ、茶色。でも、同居人はやっぱり猫派なんだって。野生味が残っていて、気まぐれなところがいいらしい。どうもありがとう！

パイの実も進化してるなあ！

念願の大福を購入。

おっきいよ！これであと200円安いとうれしいんだけど。

バナナ、イチゴ、パイナップル？とにかくいろいろなフルーツが中に入ってるよ！

私も一応、「犬のような猫」って言われてるんだけど…

でも、犬とはだいぶ違うな～、やっぱり猫だな～と今回つくづく思ったらしいよ。

静かな私とオロオロの人間

今日は動物病院で猫喘息を診てもらう定期受診の日だったんだけど、行くちょっと前に抗不安薬を飲ませてくるように医者から言われていたらしく、餌に混ざった細かく砕いた薬を飲んだ私。その2時間後くらいに動物病院に連れて行かれたくらいから薬が効きだしたみたいで、ちょっとぼーっとしてきたの。

あまりにも私が静かで気になったから、お会計の時に看護師さんに「この薬っていつまで効いてますか？」って聞いてみたら、「長いと夜まで効いています」と言われたらしい。いつもならたくさん鳴く動物病院の帰り道にも一言も鳴かないし、夜に家で抱っこした時には、微かに震えている気すらしたらしく（隣人に確かめてもらったら震えていなかったらしいけど）、そんなこんなでますます心配になった同居人。

隣人には「変な薬飲ませたからだ」って言われるし、そう言われれば、今まで何度も通っている動物病院で特に私が暴れたわけでも噛みついたわけでも引っかいたわけでもないのに、なんであの薬を急に処方されたのか謎に思ったことを思い出したらしい。

いつも混んでるのに、あの日はとても空いていたから出したのか？っていうか、今日もたまたま空いていて、同じ抗不安薬を出されちゃったらしいんだけど、こうなったらもう絶対にあの薬は飲ませまいと固く誓った同居人。それから私は結局、翌日までずっと静かだったんだけど、夜にはいつもの私に戻ったよ。

問題は、あの動物病院の医者に抗不安薬は必要ない！とちゃんと言えるかどうか。その前に、飲ませたかどうか絶対確認されるから、飲ませませんでしたっ！だって、飲ませたら静かになりすぎて逆に心配だから、と言えるかどうか。頑張ってね！

私が静かだとそんなに心配？

お布団の中。舌が出ちゃった！

ふかふかのお布団は、気持ちいいな～♪

親バカ

今日は同居人と隣人が、私の可愛いと思う点をお互い出し合っていたよ。同居人は、最近お布団の中で、私があったかい肉球を同居人の足にグイグイ押し付けてくるところが可愛いと思ってるんだって。

それから、とても眠い時にぶちゃいくなお顔になるところも可愛いと思うらしい。可愛い時とぶちゃいくな時のギャップがすごいみたいだけど、そうかなー。自分じゃわかんないかも。

最近は寒いから、同居人が寝るために寝室に消えると、すぐに私もお届け物のライオンを咥えて、鳴きながら寝室に向かって、あったかい同居人のお布団にするりと潜り込むようにしてるんだけど、その毎晩の様子も可愛いと思うんだって。

一方の隣人は、私が隣人の顔に頭突きをしたり、隣人の足に手をのっけたりして撫でることを要求してくる時が可愛いと思うんだって。それから、お腹が空いた時に精一杯の声で泣くけど、それでも小さな声であることが、可愛いんだって。さらに、隣人がどこに行く時もついてくるのが、可愛いと思っているらしい。

隣人に言わせると、私は全体的に「慎み深く、謙虚な猫」らしい。そんなこと言われたの初めて。それって褒め言葉なんだよね？ただ、猫としては大丈夫なのかなぁ…

眠くなって、ちょっとぶちゃいくになってきた私…

プレゼントがどっさり！

いつも同じ餌を美味しそうに食べて、いつも昼寝中心の同じような日課で、いつもと変わらない日々を満足して過ごしている私。イベント事とは無縁の生活なんだけど、今年のクリスマスには、珍しくプレゼントをたくさんもらっちゃったんだよ！

一つ目は、同居人の友達とその子どもから私に、マタタビ入りの歯磨き用オモチャのたい焼きと、子どもが描いてくれた私の絵。前に一度私と会ったことがあって、以来、私のファンなんだって。同居人にいわせると、絵の私の顔が実物と似てるらしい。あと、手足の表現や構図が斬新…笑

そして、もう一つのプレゼントは、お義母さんから、イギリス製のキャットニップ入りオモチャと、イギリス製の猫じゃらし。イギリスにも、こういうかわいいおもちゃが色々あるんだなあ〜！日本にはないネズミの表現、そして絶対に簡単に壊れなさそうな頑丈な猫じゃらしもいい感じ♪

みなさま、どうもありがとう☆彡

強そうなネズミだなー。

密かに私、お魚くわえてます。

クリスマスプレゼントが入っていた袋もお気に入り♪(´▽｀)

いいでしょ(♡ ˙︶˙ ♡)

昨夜の足跡を朝になって見てみたら、点々とついていたらしいよ。オパ（庭に遊びに来るキジ）じゃないか？という説も。

4キロ台、再び！

先日、動物病院で体重を測ってもらった時、「4.9キロですね」と言われて、一瞬耳を疑った同居人と隣人。思わず顔を見合わせて、「痩せた！4キロ台になった！」と大喜び。貰われてきた時から、元々食べるの大好きでぽっちゃり気味だった私。確か、最初から4.5キロくらいはあった私だけど、同居人から欲しい分だけ餌をもらっていたらあれよあれよと太ってしまって、4キロ台なんて、たぶん3年ぶりくらい？

私を上から見たら、お腹周りがシュッとしてる感じかして、カッコいい♪( ´▽｀)と嬉しくなった同居人。そこで、改めてアビシニアンの平均体重を確認してみると、メスは2.5〜3.5キロ、オスは3.5〜4.5キロって…え〜！？メスの平均体重の上限が3.5キロって、どんだけ痩せてるの？！って思ったらしい。同居人としては、元の体重くらい、つまり4.5キロくらいになれば良しとしたいらしい。

それにしても、アビシニアンという猫の種類は、太りやすくて、それが糖尿病や関節の不調、呼吸器や心臓の疾患につながりやすいらしい。現に私も猫喘息だしね。ダイエットは大成功で、半年で約1キロも痩せることができたわけだけど、これからも体重には気をつけなきゃな〜。

ちなみに、隣人も最近ダイエットに目覚めたらしく、一言目には「コレステロール」二言目には「脂質制限」とか言うようになっちゃったんだって。しっかり痩せた私は、いまや隣人の憧れらしいよ。

猫の肥満度を知るためには、上からお腹周りの膨らみを見るべし！

前から見ても痩せたかな？

無心にふみふみ。

初雪とマトリックス

昨日からの初雪で軽く10センチは積もって、今朝になってもまだまだ雪は降り続いていたけど、それでも動物病院には絶対行かなきゃと思って私を連れて行ったら、ガラガラだったらしい。いつもは1時間ほど待ちなのに、 さすがにこんな雪の日には空いてるんだなあ。お医者さんもいつもに比べてだいぶ優しくてのんびり喋ってたし、笑顔もあったし。

午後からは、楽しみにしていた映画『マトリックス レザレクションズ』を観に行ったらしいんだけど、ショッピングセンターの方には大勢の人がいたのに、併設された映画館の方はガラガラで、立ち見覚悟だった同居人としては「へ？」って感じだったらしい。あのアクションの金字塔である『マトリックス』の続編ですよ！って思ったけど、映画館の お客さんはたったの10人くらい…字幕だから？それとも雪だから？

しかも、許せなかったのは、同居人の隣で隣人が居眠りしていたこと。主人公のネオとトリニティが再びタッグを組む感動のシーンも、隣人の様子が気になって入り込めなかったらしい。それにしても、モーフィアスが違う俳優さんになっていて、同居人としては残念だったらしいよ。やっぱりあの3人じゃないと！って思うらしい。

さて、不満タラタラで帰ってきたら、不思議なことが起こったらしい。家に帰って来てから、隣人が鍵の束を無くして、どこを探してもないんだって。不思議だね ！先日のランプシェード事件も不思議だったけど、今回の鍵の紛失も、私たちがマトリックスの中にいるサインだったりして。

ウィンターコスモスが倒壊寸前！まずい(>_<)

救出！横の黄色の花も！

本日のランチに食べた揚げおろし蕎麦、美味しかったなあ♪(´▽｀)

手根触毛に関する新たな仮説

今日仕事から帰ってきて、お茶をあたためていた同居人がふと気になったのは、私の腕にある毛のこと。あの毛って、結局なんだろう？と、突然気になったのは、たぶん、ここ数日頑張っていたお仕事が今日一段落して、明日は休日だからこその心の余裕がなせるわざ？

その毛は、前方から私を見ると、前足の中ほどの裏側からチョロっと生えていて、髭みたいに長くて白い。でも、本数は左右の前足に2本くらいずつしかない。同居人と暮らすようになった時からずっとあったけど、これって他の猫にもあるのかな？

「猫」×「腕の毛」で調べてみたら、この毛には「手根触毛」というちゃんとした名前があるらしい。だけど、なんのためにあるのかは、木登りのためとか危険を察知するためとか、その他いろんな仮説があるものの、未だに謎みたい。へぇ〜！と感心する同居人。

ついでに気になったのは、猫の髭は5種類あるっていう記事。ほんとに？と思って、ジーッと私の顔を見つめる同居人。どう見ても、眉上毛（目の上に生える）、上唇毛（頬に生える）、頬骨毛（目の真横にちょっと生える）の3種類しかないような…。あとの2種類、下唇毛（顎に生えるらしい）、口角毛（上唇毛の上にちょっと生えるらしい）はどこにあるんだろう？

いずれのヒゲも、顔周りのセンサーになってるみたいだよ。そこから手根触毛に関する仮説を思いついたらしい。猫は顔を洗うときに、髭と手根触毛が触れるから、「手根触毛は、顔の髭の感度チェックの働きを担っている」という説。仮説としてどうだろう？誰か、研究してくれないかな〜☆彡

手根触毛↑

なによ。じーっと見て。

なんか、顔についてる？

隣人が収穫？してきた烏瓜。右上は去年のやつ。

烏瓜と私。最近のベストショットらしいよ！

動物病院にて

今朝ご機嫌でウロウロしていたら、隣人が同居人に言われて寝ぼけまなこで起きてきて、私を捕獲！もちろん、洗濯ネット片手に近づいて来た時はさすがに警戒して机の下に潜り込んだけど、紐で誘い出されて捕まって抱えられて、そこから先は二人がかりでネットの中に入れられちゃった…不覚！

今日は待合室によく鳴く子猫がいて、私は鳴くタイミングを逸してしまって、ずっと大人しくしていたよ。同居人は最初、なんで私が今日は鳴かないのか不思議に思ったらしいけど、隣からたくさん聞こえてくる声がどうみても子猫のものだったから、もしかして…と思ったんだって。

そう、私はもともとキャッテリーにいた繁殖用の猫だったから、基本的に子煩悩。だから、横に子猫がいるとわかった時点で、私が取り乱して鳴くのはやめておこうと思ったの。だって、私は大人の猫なわけで、私がないたら子猫が不安になるだろうからね。

暇な同居人は、密かに隣の小猫の声を例のアプリで翻訳していたよ。あまりに鳴くから、さぞかしパニクってるのかと思いきや、「なでなでして♡」「こんにちは」「会えてうれしい」と翻訳されて、ちょっとほっとしたらしいよ。

そうそう、私の歯石取りは、結局やらないことになったらしい。隣人が「全身麻酔して歯石をとるなんて、危険だからダメ。全身麻酔させるぐらいなら、歯が抜けた方がいい」って言ったから。全身麻酔はシニア猫には負担だから、やるとしても今が年齢的にギリギリらしく、私としては助かった〜って感じ。

あと、私の猫喘息は、調子よくても薬を急にやめてはダメだから、薬だけでも取りに来てと獣医さんに言われたらしいよ。それはわかってるけど、この1週間は超忙しかったから全然連れて来れなかったんだもん…と心の中でブツブツ言う同居人。「じゃあ、仕事の合間に薬だけ取りに来ても構わないってことですか？」と聞いたら、「内診せずに出す薬じゃありません」とか言われるし、どういうこと？動物病院に何ヶ月も通い続けるのも、大変ですにゃ〜。

昨日は廊下いっぱいカメムシ臭くて、大変だったらしい。こいつのせい。ハートマークは可愛いけど…

裏は黄色いのね。姿は嫌いじゃない。でも臭いがほんとに無理(>_<) 庭に放してあげる。もう入って来ないでね。頼むから！

帰りの車の中では大騒ぎ。同居人の心の中も大騒ぎ。だって、だって…

今日の動物病院のお金、2万3000いくらもしたんだもん(T_T) 高すぎませんか？

気を取り直して、桔梗信玄餅で乾杯♪(´▽｀)

真夜中のお風呂

今日はなんとなく体が冷える気がするらしく、寝る前にお風呂に入った同居人。お湯を貯めている間、昼間に落ちた完熟ザクロを剥いて食べたり、私と紐で遊んだり、水の底に転がっている「主」を水草の上に運びあげて眺めたり。

…あ、主って、小さな貝のことね。よく見ると触覚の下に小さな目がついているらしく、目が合った！とか言って喜んでる。瀕死だけどちゃんと生きてる！

夏以来、久しぶりに私もお風呂について行って、バスタブのフチを歩いたり、蓋の上で毛づくろいをしたり、シャンプー台や同居人の頭に匂いをこすりつけたりしてみたよ。たまにはお風呂場もいいよね。

でも、私は知っている。同居人と隣人が、年内に私をなんとかしてお風呂に入れようとしていることを！

絶対に嫌だから。

そう、自分から浴室に遊びに行くのはいいけど、尻尾の先以外が濡れるのはお断り！

どこ見て掻いてるの？

探検！

完熟ザクロを口いっぱいに頬張る幸せ。食べるのは一瞬だけど、むくのが手間だよね。

はじめの一歩

コロナ以降、自分の住む町からほぼ出ていない同居人。いろんな人を相手にする仕事柄というのもあるし、移住者で頼れる人が近くにいないから、絶対にコロナになるわけにはいかないと思って、人一倍用心してきたんだって。研修や会議はほぼリモートだし、県外に出たのは、隣人の新居の片付けに行った時くらい。以前はフットワークが軽かったらしいけど、私もいるし、コロナもあるしで、すっかり引きこもり生活に慣れちゃったみたい。

さて、そんな同居人が迷っているのが週末の研修。前々から話を聞いてみたいと思っていた偉〜い先生が東京からわざわざ北陸に来るというから、夏頃から申し込みしてあって、その時に「きっと秋にはコロナも落ち着いてるはず」と思って確かに今その通りにはなってるわけなんだけど、当日、研修に行くべきかやめるべきか激しく迷っているらしい。

迷いすぎて自分では決められなかったから、とうとう主催者に参加人数と会場の状況を確認したらしい。そしたら、同居人が予想していたよりはるかに参加者が少なくて、会場も参加人数の約4倍の収容人数がある広い場所だとわかって、ちょっと安心したらしいよ。 

さて、その会場までは、高速でも2時間以上かかるけど、到着はちょうどランチタイムだから、早めに行って何か美味しいご当地グルメをいただきたいところ♪ お寿司がいいかな？それか、白えび天丼がいいかな？なにせ、約2年ぶりの旅行…じゃなく研修なわけだからね、腹が減っては戦ができぬ！だってさ。食いしん坊万歳✩

なんという瞬間を撮ってくれたんだ…恥ずかしい

もう、見ちゃイヤ！

猫吸いしたくなった？

私のお腹って…

あったくて、良い匂いがするらしいよ！

猫語の翻訳で思うこと

最近、同居人が毎日私に使って遊んでいる猫語翻訳アプリ。お腹が空いている時に「私はお腹が空いています」と出てきたら、やっぱりな〜と思うだけだけど、このアプリでは「ご飯ちょうだい」とか「狩りをしているよ」かと出てくるから、おっ♪と思うらしい。

洗濯ネットに入れて動物病院に連れて行った時には、「いまから喧嘩だ！」「攻撃するぞ！」「機嫌が悪い！」と出てきたかと思うと、動物病院からの帰路では、「しんどい」「しあわせ！」「やあ！」「私を見て！」「調子が悪い」「あなたが必要」と出てきて、混乱の中にもキュンとくるものを感じるから、いいんだって。

つまり、飼い主だから普段からある程度猫が言っていることは推察してるんだけど、同じような意味でも意外性がある言葉に変換されて提示されるとキュンとくる、ということらしい。

ついでに、もう一個わかったことは、このアプリは猫だけじゃなく、犬の鳴き声にも反応して翻訳するってこと。飼い主が会計をしてる間に、可愛い顔したミニチュアダックスが軽く吠えていて、後から見たら「攻撃するぞ！」って言ってたらしい。この翻訳、合ってるのかな？

このユラユラの座椅子、だーい好き！

おやすみ☆

猫語翻訳アプリと私たち

最近、猫語翻訳アプリが流行ってるっていうから、私に対して使ってみた同居人と隣人。これはAIにいろんな猫の鳴き声と意味のパターンを学習させてあって、さらに使う人が自分の猫の年齢や性別、種類などを登録してアプリを使いながら、実際の場面を通して修正を加えて翻訳の精度をあげていく仕組みらしい。

まず、隣人がやって来た時には、ひたすらゴロゴロいっていたから「リラックスしてる」「リラックスさせて」が続き、その後、同居人がお仕事から帰ってきた時には私がいつも通りいっぱい鳴いたから「愛しい人、私はここ」「愛しい人、無視しないで」「私は愛を探している」と怒涛の翻訳。

私の鳴き声を聞きつつ携帯を覗き込んで、「嬉しいけどさ、ホントにこの翻訳合ってるの？ただ単に、お腹空いていて餌欲しいだけじゃないの？」とかってブツブツ言いながら、餌を冷蔵庫からだした同居人。そのとたん、「獲物を追いかけているよ」「獲物が見えているよ」と翻訳したから、「『獲物』って餌のことかも！面白い！この翻訳、合ってるかも。面白いからもっと鳴かないかなあ」って、餌を混ぜ混ぜしながらじらすから、今度は「私はここ」「愛しい人、私を無視しないで」「愛を探している」「なんか、痛い」と翻訳。

「え？…なんか痛いの？餌を焦らしたから、心か胃が痛くなったってこと？ごめん！」と慌てて餌をくれた同居人。

そして朝には、ねぼすけの同居人の眼球に思い切り頭突きしたり、それでも起きないからフミフミ＆甘噛み連発で手荒く起こしていた私に、「ゴロゴロ言ってるから、『リラックスしてる』に翻訳されるかもしれないけど、この場合は『早く起きて』っていう要求のゴロゴロのはずだから…」と言いながら翻訳させてみたら、「疲れている」「休みたい」と翻訳。「起こすのに疲れたってことね」って苦笑いの同居人。

これからいろいろな場面で、このアプリを使って遊ぶつもりらしいよ。こんな風に、鳥とか魚とか貝とか虫とかも言っていることが翻訳されるようになったら、人との関係性が変わってくるかもね。

それにしても、このアプリの唯一の難点は、私があんまり鳴かない種類の猫で、鳴く時も声が小さいからうまくキャッチしてもらえないこと。大きな声で頻繁に鳴く猫なら、より翻訳しがいがあるかもね！それと、同居人が思ったのは、人間みたいに言葉が通じても心の中では違うことを思っている場合があるから、それを翻訳できたら面白い（＆怖い）かもってこと。そのうち、人間用のアプリができたりして！

もの言わなくても…

私の考えはわかるよね？「お仕事に行っちゃうの？ちょっと寂しいな」

リラックスしてる。同居人と一緒にお昼寝する時が一番幸せ。

もうお昼寝終わり？どこ行くの？私もついていくよ。

このモンブランが気になるなあ…（このあと、手をお皿にかけた）

お隣さんの手作りモンブランらしいよ。とっても美味しかったらしい♪ モンブランを手作りできるなんて、すごいね！

私の素敵な記憶力

今日は同居人が仕事で留守の間に、久しぶりに隣人が私の家に玄関から入って来たから、とりあえずスリスリしに行ったら、「ぼび〜！覚えていてくれたのか〜！」って、とても喜ばれたよ。で、いっぱい遊んでもらっちゃった♪ ラッキー！

隣人は、ここ数ヶ月間、こっちの家に全然来てなかったから、私に忘れられちゃったんじゃないかって不安だったんだって。そんなわけないじゃない！猫は3年の恩を3日で忘れるとか、嫌な噂が出回った結果、猫は頭悪いって思われがちだけど、餌とか生死に関わる事柄に関しての短期記憶は犬や人より断然優れているし、長期記憶だってチンパンジー並みに優れてるから、飼い主さんに数ヶ月会わなかったくらいでは忘れないよ(^_^)v

あ、その代わり、短期記憶でも、あんまり私にとって大切じゃないことは全く覚えられない。って言うか、覚える気が無い？あと、飼い主さんのことも、2、3年全く会ってないと、さすがに忘れちゃうかも。まあ、そのあたりは個体差あるだろうけどね。

夜、同居人が帰って来てから、再会を祝してちゅるちゅる（液状おやつ）をもらえたよ。パッケージを見せた途端に食いついていったから驚かれたけど、美味しいものの記憶は特に忘れにゃい！あと、楽しいこともね✩だから、これからもいっぱい遊んで、いっぱいちゅるちゅるちょうだいね！よろしく〜♪( ´▽｀)

久しぶりに隣人がやってきた！餌はくれないけど、いっぱい遊んでくれる人。

数ヶ月ぶりに会ったら、私の口が臭くなくなったらしい。犬歯が1本抜けたせいかも。

なによ。隣人は私に嚙まれてもへこたれないから、ちょっと面倒。

でもまあ、お腹の上にのせていっぱい遊んでくれるから好き。コロナがこのまま落ち着くといいね！

飼いにくい猫ランキング？！

猫にはいろんな「ランキング」が存在することを知った同居人。へえ〜なるほど〜、って見ていたら、たまたま目にしたのが「飼いにくい猫ランキング」。どれどれ…って見ていくと、なんと！？アビシニアンがランクインしているではありませんかっ∑(ﾟДﾟ)！！

いやいや、そんな事もたまにはあるかもしれないけど、「飼いにくい猫ランキング」にもトップ5とかトップ10とか2021年最新版とか、いろいろあるからさ〜。で、色々見てみてわかったことは、なんと全ての「飼いにくい猫ランキング」に私がしっかりランクインしてたってこと！すごいでしょ♪ 私って、そんなに飼いにくかった？

早速隣人にこのことを報告した同居人。到底信じられないという感じの隣人が、「で、飼いにくい理由は？」って聞いてきたから、同居人が「え〜っと、運動量が多くて、やんちゃで、神経質で、独占欲が強くて、嫉妬深くて、雌は特に気が強くて、それでいて寂しがり屋だから留守番が苦手で、引越しや子どもの誕生などの環境の変化に敏感で、時に凶暴化するから…らしいよ。」と答えたら、「それ、全部アビシニアンのいい部分じゃん。元気で活発、バカっぽくなくて、野生の感性や繊細さをちゃんと残してる！それでいて、可愛くて、鳴き声も小さくて、慣れたらちゃんと人に懐く！最高に飼いやすい猫だと思うけど？」と主張する隣人。それを聴きながら同居人は、親バカってきっとこういうことを言うのだな…と思ったらしい。ま、私は、ランキングとかどーでもいいけど。

それにしても、同居人が気になったのは、特に引っ越しが苦手な猫なのにこの5年間で引っ越しを3回もしてしまったということと、留守番が苦手な猫なのに留守番させてるってこと。確かに、愛知県のキャッテリーから石川県に連れてこられた当時は、全然懐けなくてメゾネットマンションの上から下までずっと逃げ回っていたし、昨年同居人が宿直していた時には分離不安から下痢と頻尿になって、病院では心因だって言われて、ミルクタンパクを飲むことになったんだよね。

ちなみに、2回目以降の引越しは、同居人がいたから大丈夫だったよ。それに、もう今は、同居人は宿直を免除してもらっているみたいだし、この先引っ越すことは当分ないみたいなことを言っていたから安心だけど。あ、ってことは、この家は私の終の棲家になるのかなあ。ま、どこに行っても私は私。ここまでいろいろあったけど、隣人が一貫して「ぼびは良い猫だ」って言ってくれて、ちょっと嬉しいよ。

一般的には、私、飼いにくい猫らしいです。同居人は「そんなことないよ」って言ってくれるけど。

体の一部がくっついていると、安心…

お茶してないで、早く帰ってきてにゃ！

お腹見せてごろん♪ 人が好き。